2013
12/08
“文字は読まない”という主観
よく、会社案内パンフレットやカタログを作る時に、
“みんな文字は読まないから、
文字は簡単で、イメージで訴えたい”
という希望に出くわすことがあります。
“みんな文字は読まない”とはどういう事でしょうか?
果たして本当にそうでしょうか?
人は、一日のうちで、多くの文字を読みます。
新聞、ネットニュース、雑誌、週刊誌、文庫本、Twitter、Facebook、電車の中吊り広告…..。
誰もが、一日中、文字に接して生きています。
文字を読むということは情報を収集するということであり、
人間が人間としてより良く生きていくための大切な頭脳活動の一つです。
しかし、会社のパンフレットやカタログになると、
とたんに“文字は読まない”と言われてしまうのです。
この違いはなんなのでしょう?
そう。前者は、自分にとってプラスとなるもの、
“快”となる情報を得ようとしている行動であり、
後者は、おおむね営業に近いので、
自分にとってはプラスとなるものとは
受け取れないから読まれないと分析することができます。
ということは、会社のパンフレットもカタログも、
読み手側にプラスと感じさせるような書き方にすれば、
十分に読まれるということではないでしょうか?
つまり、パンフレットやカタログで受け入れられないのは、
文字の量ではなく、文章の質ということです。
文字量を削るのではなく、
一つ一つの文字表現を吟味することが大事なのです。
ぜひ、お試し下さい。